スプリング・エフェメラル has come!

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今年度最後のイベントを昨日終えて、今日は久々の完全休日、お気に入りの散歩道を歩いていると、そこにいたのは、まさに「今しか会えない」春の妖精、そう、スプリング・エフェメラルと呼ばれる小さな春の花たちだ。

落ち葉をかき分けて、一斉に顔を出したヒトリスズカ。 白くて繊細なブラシのような花ですが茎はしっかりと赤く、力強く地面に根を張っています。 「一人」静か、というけれど、みんなで寄り添って、春の日差しを全身で浴びている感じは日向ぼっこする子どもたちのよう。

少し歩みを進めると、木陰にイカリソウ。 この透き通るような紫色の、不思議な形。船の錨に似ていると言われますが、僕には春の風に乗ってどこかへ飛んでいこうとしている小さな宇宙船のようにも見える。こういった繊細な曲線美、自然の造形力には脱帽するしかないですね。

そして、少し湿った場所で見つけたショウジョウバカマ。 赤紫色の花を、伝説の生き物「猩々(しょうじょう)」の赤い顔に、根元の葉を「袴(はかま)」に見立てた粋な名前の持ち主。この花たちが咲く期間は、ほんのわずか。春の光の中で、精一杯命を輝かせ、やがて静かに土へと帰っていきます。 その儚さがあるからこそ、僕らはこの一瞬の出会いに、深く心を動かされるのでしょう。これって、保育も同じ。子どもたちの、「今」の姿なんて、後でもう一度見たいといったって無理だもんね。その一瞬一瞬が、かけがえのない「スプリング・エフェメラル」のようなものと考えると僕らはその「今」を、全身でめで、心に深く刻み込みたいと思う。

ちなみにアイキャッチ画像はミツマタ。枝先が必ず三つに分かれる、嘘のつけない正直な木(笑)甘い香りと黄色い小さな花が集まってポンポンのようだけど、和紙の原料にもなるこの花を見ると、日本の春の底力を感じますね。

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