本音がこぼれ落ちる時間が、組織を前に進める

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法人幹部・施設長が集まり、2026年度の事業計画を考える合宿を実施。
数字や計画、役割分担を詰めていく場だと思っていた施設長もいたかもしれないが、連れてこられたのは海辺のお洒落な一軒家。あれっ・・・固かった雰囲気が、時間が経つにつれ、場の空気は少しずつ変わっていきました。

最初に語られるのは、誰もが準備してきた「正しい言葉」・・・そして、それらは、事業の課題、現場の状況、理論的に整理された提案。どれも大切で、どれも必要な話です。
けれど、夜が更け、食事を共にし、同じ空間で同じ時間を過ごす中で、少しずつ言葉の質が変わってきた。

普段の会議では、なかなか口にできない小さな悩みや、胸の奥にしまい込んでいた感情が、ポロポロとこぼれ出てきます。
それは愚痴でも甘えでもなく、責任ある立場を生きてきた人だからこそ生まれる、リアルな本音でした。

本音が語られ始めると、不思議なことに「解決策」を急ぐ人はいなくなるから不思議だ。
誰かが話せば、誰かが頷き、誰かが静かに耳を傾ける。
求めていたのは、この正解を出す会議から、「わかろうとする対話」へと場が変わっていくこの感じ。

この時間が教えてくれたのは、事業計画は机の上だけで完成するものではない、ということ。人が安心して弱さを見せられること。
役職を外し、一人の人間として語れること。
その土台があってこそ、言葉は血の通った計画へと変わっていくのだと思う。

組織が前に進むために必要なのは、強いリーダーだけではありません。
「本音を語ってもいい」と感じられる関係性と、それを受け止める時間です。

こうした時間を、これからも大切にしていきたい。
本音がこぼれ落ちる場所こそが、組織の未来を静かに支えているのだと、改めて感じた合宿です。

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