まちソーシャルワークという夢想

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今日は横浜市立大学 地域貢献センター長の 三輪律江 教授の研究室で、母子生活支援施設・困難女性支援施設のこれからについて意見交換は刺激的だった。テーマは秘匿性の高い福祉施設が、社会にどう「開く」ことができるのか。

母子生活支援施設も、困難女性支援施設も、まず何より「守る」ことが前提の施設です。住所を守る。情報を守る。暮らしを守る等など、でも、守ることは、閉じることと同義ではないと職員には口を酸っぱくして伝えている。

最近やたらと登場する「縁側」ではないが、家の中でもない。外でもない。けれど、確実につながっている場所。秘匿を守りながら、関係の窓をつくることはできる。それが、私の中で浮かんだ造語「まちソーシャルワーク」 です。

保育園が地域とつながるとき、子どもたちは園児からまちの子どもへと変わった。農家とつながり、商店とつながり、カフェとつながり、演劇やアートと交わると不思議なことに、子どもは「守られる存在」から「関係を生み出す存在」に変わっていくのだ。では、困難を抱えた女性や親子が、地域との接点を持ったらどうなるのだろうか?ここ数年の実践から感じられるのは「支援対象者」というラベルは溶けていき、地域の一員として役割を持つひとりの人になっていく場面を何度となく見てきた。Belongingは、守られることで生まれるのではなく、役割を持つことで芽吹くケースもある。

三輪先生との対話は、都市計画の視点を福祉に重ねる時間でもありました。人を変えるのではなく、環境を理解し設計する。完全に閉じた安全空間から、いきなり社会へ飛び出すのではなく、内と外のあいだに緩衝地帯をつくる。「外に出す」のではなく、社会のほうを少しだけ近づけるようなイメージか(まだ上手に言語化できませんが)

今日の研究室での対話は、まだ夢想の段階から抜け出していないが、夢想はいつだって実践の前触れだった。13年前「つながる・つたえる・つづける・つどう」という4つの「つ」を大切にしながら保育を開いてきたが、今度はいよいよ福祉を開いていくぞ!

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