今日は0歳・1歳児クラスの「ふれあいデー」に大勢の皆さんが集まってくれました。
コロナが始まってから、今日のように同じ時期に子育てする人たちが家族で集まり、そして、他愛もなく話し、交流する機会が本当にありませんでした。
思い直してみると この2~3年、何百ものママやパパの不安を耳にしてきました。きっとコロナ禍では子育てしている家族が小舟化していたように感じます。
不安なニュースばかりが耳に入ってくる荒れた海の中で遭難しようが、沈没しようが自己責任。
何もない穏やかな日は自由で良いな~と感じられても「何か」小さな不安が頭に浮かんでくると、きれいに見えていた海の波が荒れ始め、強い風と真っ黒な雲が立ち込めてくる・・・そんな子育てをしていた方も多いと思います。
近くに安全な港があったり、同じ方向に航海している仲間がいたら・・・
くらき永田保育園は「場」の機能を大切にしています。
その「場」で大切なのは「する」をしないでも「いる」が認められる場所・・・何をしなくてもありのままで「居る」ことが大切にしたいと思っています。
今日のふれあいデーでは職員も参加者を「楽しませる」存在になる必要はなく、参加者の主体が現れやすくする方が大切ということを何度も何度も保育士に伝えました。
くらき永田保育園は楽しませてもらうようなエンタメ施設ではなく、むしろ、ふらっと立ち寄れる実家的な存在でありたいからかもしれません。
でも、そういった家族が拡張したような、支えあうなんて堅苦しさなんてないのに一緒にいるが感じられるだけで安心できるようなコミュニティがとても大切だな~っと改めて感じました。
単純に子どもの姿を微笑ましいと感じたり、小さな成長を喜び合ったり・・・そんなことを大切にしながら繋がりあいお互い成長していけたら最高です。
今日、僕は何もしなかったけれど楽しかったです。