発売前から話題になっている 「天然樹脂ハンドブック」 をアマゾンでポチッ。
著者の ハーブ王子こと山下智道 さんとは、植物を通して、ずいぶん長い時間をご一緒させてもらってきました。
山下さんが横浜に住んでいた頃、私たちは保育園の活動の中で、さまざまな植物イベントを一緒に行ってきました。七草を摘んで食べる、野草茶を淹れる、野草クッキーを焼く、香りを楽しむ、ハーバリウムやお香を作る、化粧水、虫よけドクダミチンキ、野草観察会・・・・

いろいろな想い出があるのだが、特に、印象に残っているのは、「食べるまでのプロセス」を大切にしてきたこと。植物の名前を覚えるだけではなく、その場で摘み、香りを嗅ぎ、手を動かし、調理し、そして口に運ぶ。体験が途中で終わらず、「いただきます」まで届くまでの体験を積み重ねた経験は忘れることができない。
彼の専門知識と、現場で子どもと向き合ってきた僕の感覚が重なると、不思議なことに足元の草むらが、巨大なパントリー(食材庫)に見えてくるあの感覚はなんとも言い表せない瞬間でした。体験を通して見える世界が変わるという経験。
また、彼は僕よりもずっと年下ではありますが今でも尊敬しているのは、「本気で楽しむこと」スタンス、そして、「本気で探求する」姿勢。集中するとカラダを壊すのではないかと思うくらいのめり込み方で植物と向き合い、さらに、自分の目標に向かって次から次へと夢を実現するところ。

野草を前にして、目を輝かせて語り、真剣に味わう。その姿は、どんな言葉よりも強く、子どもだけでなく僕の好奇心を刺激してくれました。人に何かを教える前に、大人が本気で世界を面白がる。その姿こそが、最高の教育なのだと体現している男だなといつも感心してみていました。。
今回の『天然樹脂ハンドブック』は、樹脂という少し専門的に見える世界を、人と植物の関係性という視点からひらいてくれる一冊だと期待しています。香り、文化、歴史、そして植物そのものの物語。それらを知ることで、僕の日常の自然の見え方は、またきっと少し変わるはず・・・みんなで読書会しましょ。
そして、いつか山下さんと一緒に、「植物と子どもの関係」を、何らかの形で表現出来たら・・・なんて思いながら。
