最近、仕事の打ち合わせなどは園内ではなく、あえて外のカフェで行うことが増えた。最初は単純に「気分転換になるかな」くらいの軽い理由だったが、続けていくうちに、実は効果があると実感している。職場は僕にとって「今やるべきこと」に溢れすぎているし、性格的なこともあり、どうしても即断即決最適化志向ばかりになってしまう。
カフェでの打ち合わせは、しばしば脱線する。本題とは関係ない話とか、個人的な記憶とか、どうでもいいような雑談とか。しかし、面白いことに、重要なアイデアはそこから生まれたりする。まるで、子どもの遊びのように。最初の打ち合わせの目的は消えてしまうこともあるが、でも世界は広がっていたりする。管理職になると、目的から逸れることを恐れるというか、効率が落ちたり、時間が無駄になったり、成果がないことがどんどんできなくなる。
子どもには「いっぱい遊ぼう」と言っているのに自分が遊び場を失っているみたいだなぁと反省することもしばしば。遊びみたいに「結果ではなく、過程が目的になる」みたいに何かのためではなく、ただやってしまうという感覚を取り戻すのがカフェ効果のなのかもしれない。
だから、カフェでの時間は、仕事をしているようでいて、どこか遊びに近い。議論しているようでいて探索している。結論を出しているようでいて可能性を広げている。
保育だってそうだ。いつもの保育室。いつもの園庭。いつもの友達。もちろんそれは安心の基盤です。でも、ときには少し違う場所、少し違う環境に身を置くことで、子どもは自分の可能性を発見する。遠足や散歩が特別なのは、非日常だからではなく、「違う視点を手に入れるから」なのかもしれない。
だからこれからも意図的に外に出ていこうと思う。職員の皆さん、園長がカフェに行くことはサボってるとか、仕事を止めている時間ではありません(笑)