グランドでの現実は厳しい

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昨日、タイガーマスクランドセル寄贈式を終えて向かうは横須賀スタジアム。横浜ベイスターズファームが本拠地にしているイースタンリーグが開催されるちゃんとした球場で草野球の試合に出してもらうことになったのだ。新しい保育のリーダーズの二人に誘われ20年以上ぶりの試合だが、ナイター設備も整ったグランドに立つと気分は現役バリバリだった頃の高揚感。ベンチ前で屈伸したり、キャッチボールをしながら周りを見るとめちゃくちゃ上手い人ばかりではなさそうだ、何とかなる・・・とうそぶいていた自分を、今の僕なら全力で羽交い締めにして止めたい。

いざ試合が始まると、現実は非情だった。

与えられたポジションはセカンド。試合開始直後早速守備機会が!バッターが打ち上げたどん詰まりのフライはセカンドの左後方へ。僕の脳内コンピュータは瞬時に「振り返り逆シングルで捕れる!」という完璧なイメージが頭に映し出された・・・・ところが、いざ一歩目を踏み出そうとした瞬間、後方に走り出せないのだ。えっ、えっ、さらに落下地点までわからなくなりボールまで見失う失態。

ぎこちなくボールを追う僕の姿は、周囲の目にはどんくさいおっさんにしか見えなかっただろう。

あらゆる守備機会を満足に捌けず、もはや数えるのも嫌になるところだが、野球好きの人たちは何といっても温かい。「ドンマイ、今の時間は照明が目に入って捕りにくいですよ!」試合中も自分の実力に納得できていない僕にチームメイトたちはが「今日は出塁率100%でしたね! さすがです!」

おやおや、よく見てくれている。確かに会心の当たりではないが、3回出塁していたので守備の惨状には一切触れず、唯一の貢献ポイントを最大化して褒めてくれる。さらに、試合後に「今日は楽しかったです! 」と声をかけると「いい思い出にしないで、また今度もやりましょう!」と返してくれる。これぞ草野球だ。

久々の野球を通じて、僕は大切なことを再確認。 遊びの場であっても仕事であっても、「ミスをどう扱うか」に、その人の、あるいはその組織の器が表れるということ。ミスをした本人は、自分が一番分かっているもの。「あぁ、やってしまった」と。 そこに追い打ちをかけるのではなく、できている部分に光を当てる(出塁率100%!)とか、挑戦を継続させる空気を作る(またやりましょう!)

こういう「ドンマイ」が飛び交う職場やチームであれば、誰だって守備でボールを後ろにそらしたとしても、恐れずにバットを振ることができるもんね。僕も園長として、あるいは一人の人間として、仲間のエラーを「出塁率」で数えられるような、そんな粋な男になりたいと強く思いました。2時間程度の試合でしたが、試合終了後は筋肉痛が始まった感じでしたが、それ以上に心が温まった一日でした。

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